設立趣旨

戦国武将の朝倉氏が五代103年に亘り築いた城下町。
1573年当時、京都・大坂堺に次ぐ一万人が暮らす華やかな都でもあった。
しかし、1573年8月17日に織田信長勢に火を放たれ三日三晩炎上し灰燼に帰し、最後の大名・朝倉義景公も8月20日に身内の裏切りによって自害し幻の都となってしまった。
それから400年ほど経た1967年に発掘調査が始まり現在に至っているが、数多くの出土品や武家屋敷・寺院・町屋・職人屋敷や道路に至るまで町並がほぼ完全な姿で発掘され、国の三重指定【特別史跡・特別名勝・重要文化財】を受けている。この三重指定を受けているのは全国で6カ所のみ。
京都の金閣寺、銀閣寺、醍醐寺三宝院、奈良の平城宮、広島の厳島神社、そして朝倉氏遺跡で、他の5カ所は既に世界遺産に登録されており、一乗谷朝倉氏遺跡だけが白山平泉寺・福井城跡など複数の「石」による文化財で結ばれた日本遺産「福井・勝山 石語り」一括認定に留まっている。そこで世界文化遺産登録を目指す新組織(一般社団法人)を立上げ登録実現に向けて参ります。

目的

当法人は、ハード・ソフトコンテンツを通じて一乗谷朝倉氏遺跡周辺を中心とした足羽地区に賑わいを創出し、
一乗谷朝倉氏遺跡の世界遺産登録に繋がる地域活性化を図ることを目的とし、その目的に資するため、
次の事業を行う。


① 世界遺産登録に向けた賑わい創造事業(一乗谷エリアに門前町機能の創出・他)
② ソフトコンテンツ事業(広域連携事業)
③ 地域連携事業(民泊施設の拡充・観光促進・他)
④ 前各号に付帯関連する一切の事業

代表理事

岸田 清(元一般社団法人 朝倉氏遺跡保存協会会長)

所在地

〒919-0314 福井県福井市生部町9-8